資産運用

不動産投資が身近になる「不動産投資型クラウドファンディング」最新事情

2021.08.26

クラウドファンディング……という言葉を聞いたことのない人は、今や少ないかもしれません。実は今、不動産投資においてもクラウドファンディングが注目されており、ここ数年で一気に増えました。ここでは不動産投資型クラウドファンディングとは何か? メリットやデメリット、代表的なサービスを紹介します。

今注目される「不動産投資型クラウドファンディング」とは?

以前の記事「一口一万円から資産運用が可能に? 注目を浴びる不動産投資型クラウドファンディングでは、クラウドファンディングとは何か、代表的なサイトをいくつか紹介しました。

クラウドファンディングはインターネットを利用し、起案者が叶えたい夢やプロジェクトの支援者を募集して資金を集める方法です。不動産投資型クラウドファンディングも“インターネットを使って資金を集める”という点は共通ですが、投資する対象が夢やプロジェクトではなく、建築予定の、もしくは既に建築されている不動産が対象となる点に違いがあります。

事業実施者は集まった資金を元に不動産を売買・賃貸し、その収益を投資してくれた人たちに分配します。不動産投資信託であるJ-REIT(Jリート)の仕組みと似ていますが、本質的な違いがあります。J-REITではファンドの運用をアセットマネージャーに一任するため、投資家は物件の選択に関与することができませんが、不動産投資型クラウドファンディングは物件単位で募集されることが多く、投資物件を自ら選ぶことができます。「この条件のアパートなら、利回りに期待できそうだ」「個性的な物件だから試しに投資してみよう」と自ら判断することができるのです。

不動産投資型クラウドファンディングのメリットとリスク

不動産投資型クラウドファンディングのメリットは第一に、比較的少額から気軽に投資できることが挙げられるでしょう。条件は各社様々ですが、「1万円から」「1円単位で」投資できるものもあります。
立地や構造、期待利回りといった物件の条件が分かりやすく提示されており、情報の透明性が高いのも特長です。これらは投資先を選ぶ上での重要な判断材料となります。自分の気に入った物件への投資であるため、気軽にオーナー気分が味わえるのもメリットと言えるでしょう。
デメリットについては、不動産投資全般のリスクと大きく変わりません。想定通りの利益が見込めないことがある、最悪の場合は元本割れする可能性もある……ことは十分に理解しておくべきでしょう。ファンドの運用リスクのほか、クラウドファンディング事業者が経営破綻するリスクもあります。不動産投資型クラウドファンディングの多くは「優先劣後方式(※)」を採用するなどリスク低減の工夫をしていますが、完全にノーリスクではありません。これはあくまで“投資”であり、利益が出ることもあれば、マイナスになることもあり得るのです。
※資産価格が下落した場合に、運営企業(劣後出資者)が元本全額まで補填し、その分も超えた場合の、み個人(優先出資者)の元本が減る仕組み。

不動産投資型クラウドファンディングのサービス事例紹介

さて、ここからは不動産投資型クラウドファンディングについてより具体的に知るために、代表的なサービスをいくつかご紹介します。ここ数年で不動産投資型クラウドファンディングは、急速にサービス数が増えています。例えば、
住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営する「LIFULL」が、今年2月に不動産クラウドファンディング専門の検索ポータルサイトを新たに立ち上げるなど、不動産投資がより身近な話題になりつつあります。

WARASHIBE

1991年創業の「LAETOLI」が2020年に運営開始したサービス「WARASHIBE」。投資物件に関する情報を写真、所在地、入居状況、周辺環境などで詳細に、分かりやすく公開しているのが特徴です。不動産投資型クラウドファンディングで一般的に公開される情報よりも詳細に、物件の写真、所在地、入居状況、周辺環境といった情報が公開されています。途中解約ができることも長所のひとつでしょう。

CREAL

「ブリッジ・シー・キャピタル」が運営している「CREAL」は、資産運用残高3年連続トップの実績を誇るサービスです。ファンド数が多く、マンションやホテル、学校までバリエーションも多彩、幅広い投資を行える点が強味です。ファンドの中には出資上限が設けられているものもあり、多くの人が投資機会を得られるよう工夫されています。2021年7月時点で運用が終了しているファンドについては、全て元本割れすることなく出資金を償還。想定利回り通りの配当が行われている安定感も見逃せません。

アパート経営を手軽に疑似体験

そして今年6月から、シノケンでも不動産投資型クラウドファンディングが始まりました。不動産事業会社向けのクラウドファンディング・プラットフォーム「FUEL(フエル)オンラインファンド」を運営する「FUEL」と業務提携し、シノケンオーナーズファンディングをファンド事業者とする専用ウェブサイトを新たに開設しました。

「FUEL」は2020年2月のサービス開始からこれまで、物流不動産に特化したCREグループの不動産クラウドファンディングサービスオンラインファンド「CRE Funding」などを運営し、取り扱うファンドを全て満額成立させてきた実績のある会社です。今回の新サイトではシノケンプロデュースが開発・運営を行う賃貸アパート等のファンド募集を行います。不動産投資が身近になる新サービスとして、一口1万円から出資が可能シノケンプロデュースの「アパートメント経営」を手軽に疑似体験いただけます。

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最終更新日:2021.08.26

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