資産運用

不動産投資を専門家に一任! 知っておきたい「アセットマネジメント」

2020.01.09

近年、「アセットマネジメント」という言葉をよく耳にするようになりました。「アセット」とは資産、「マネジメント」は(主に第三者が)管理・運用すること。つまり、所有者自身に代わって、ファンドマネージャー(投資のプロ)や専門家などが資産を管理・運用すること全般をアセットマネジメントと呼びます。

ただ、アセットマネジメントは幅広い分野で使われる言葉で、個人や企業など資産所有者を問いません。投資対象についても株式などの金融資産はもちろん、最近では水道や道路など公共資産においても、アセットマネジメントの必要性が説かれるようになってきました。

そこで今回は、不動産業界におけるアセットマネジメントに絞り、その特徴を解説します。

不動産業界におけるアセットマネジメントとは?

 

不動産業界では特に、建物や土地などの不動産資産を、所有者や投資家に代わって専門的な知識をもった代行会社が管理・運用することをアセットマネジメントと呼んでいます。投資目的に沿ってリスクコントロールを行い、収益を最大化させることが大きな目的となるため、単に賃借にまつわる契約や賃料の収受といった業務を遂行するだけではないことがポイントです。事務的な業務を代行することについては「プロパティマネジメント」と呼ばれ、両者は明確に使い分けられています。

つまり、個人や企業が持っている資金を預かって不動産に投資し、資産に転換。煩雑な管理業務を代行するだけではなく、価値を高め「キャピタルゲイン」や「インカムゲイン」といった利益を生み出すことを目指して運用が行われるのがアセットマネジメントです。

専門家の経験と知識をフル活用

どのような立地の土地、どのような条件の物件に投資すべきかは時流を読み、地域性など不動産に精通した経験と知識が必要であり、不動産資産の管理・運用を全て個人で行うのは多大な労力を要します。そのため、数多くある不動産資産の中から自分自身で投資対象を選択し、管理・運用するよりも、専門家に任せた方が安心という理由からアセットマネジメントのニーズが高まっています。

また、老後資金など将来に対する備えの一手段としても、アセットマネジメントの重要性が増してきています。公的年金だけでは不足しがちといわれている老後資金を、ローリスク・ロングリターンな不動産投資で補うことは、厚生労働省が掲げる私的年金等による老後の所得確保という観点からも一考に値すると言えそうです。

最近では、シノケングループのように土地がなくても不動産投資を始められ、アセットマネジメントをしてくれる企業が増えてきているので、そういった不動産会社に相談してみるのもよいでしょう。

Editor:
最終更新日:2020.01.09

おすすめ記事